2025.07.10

 

第107回 全国高等学校野球選手権千葉大会 

 

1回戦 千城台 VS 袖ヶ浦   第一カッター球場 第一試合


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【 観戦記 】

 

47期生の高校野球最後の大会となったこの夏、対戦相手の袖ケ浦高校は 昨秋の予選で柏陵高校に

 

勝利して予選を突破し、県大会でも成東高校、我孫子東高校を破ってベスト16まで進出しています。

 

その実績から 実力差は明らかで 厳しい試合結果になる事も想定していました。

 

千城高野球部は 今でこそ 1~3年生まで総勢20名の部員となっていますが、一昨年の秋には

 

選手が5名まで減少し 助っ人部員の協力を得て大会に出場するなど、47期生は大変な時期を

 

乗り越えて今大会を迎えています。

 

対戦相手は強敵ですが、特に3年生には自分たちが母校のグランドで練習して来た事を出し切って

 

悔いを残さず高校野球を卒業してほしいと思います。

 

1回戦は平日の第一試合、学校のある日程ではありますが吹奏楽部・応援団の生徒さんが

 

応援に来てくれました!  応援では袖ケ浦高校に負けていませんでしたね。

 

そして、いつもサポートしてくれている保護者会の皆さん、またOBも共にスタンドで応援しました。

 

第一試合の試合が始まる 8:45 にはすでに30℃を超える厳しい暑さとなりました。

 

初回の攻撃、先頭 河野君(3年生)が四球を選んで出塁するも 送りバントが併殺となり2アウト

 

その後 3番高仲君(2年生)にヒットが出ましたが、ちぐはぐな攻撃となってしまい無得点。

 

逆にその裏の守り、袖ケ浦の1番山崎君がヒットで出塁、次打者の送りバントでセカンド封殺を

 

狙いますが、これがFCとなりノーアウト1・2塁とされ 初回に1点を先制されます。

 

その後2~3回も1点づつ、4回に2点を与え、4回を終わって5対0とリードを許します。

 

千城高の反撃は5回表、2番伊藤君(2年生)が四球で出塁すると 3番高仲君がこの日2本目の

 

安打となる3塁線を破る2塁打を放ち、ランナー2・3塁のチャンス。 ここで袖ケ浦に

 

バッテリーエラーが出て まず1点、その後内野ゴロの間にもう1点を取り3点差に追い上げます。

 

その裏、袖ケ浦の攻撃を0点に抑え 千城高に流れが来るか?という状況で5回を終了。

 

ここまで、袖ケ浦高校は内外野とも守備が固く つけ入る隙を見せず、攻撃面では大振りせず

 

バントや足を絡めた攻撃でランナーを進め、 秋に16強に進んだ力を感じさせる戦いぶり。 

 

対する千城高もエース大久保君(2年生)の粘り強いピッチングで、またセンター河野君の

 

ファインプレーなどで失点を最小限に抑えており、接戦に持ち込みたい試合展開。

 

後半 6・7回に1点づつ失点し、8回は0点に抑えるも 7対2と再び5点差で最終回を迎えます。

 

先頭の 代打 沼口君(1年生)がクリーンヒットを放ち、代走の安西君(1年生)を1塁において、

 

1番打者の河野君がセンター前に弾き返しランナー1・2塁とチャンスを作ります。 

 

試合はまだ終わらない! 3塁側スタンドが盛り上がります!!

 

ここで再び袖ケ浦バッテリーにミスが出て3塁の進んでいた安西君が生還し7対3となり、

 

2アウトながら、打席には頼りになる 3番高仲君。

 

芯に当たれば江戸川辺りまでボールが飛びそうな素晴らしいスイングでしたが、

 

残念ながら3振でゲームセットとなりました。

 

敗戦とはなりましたが、私個人的には試合前には大差がつくことも覚悟していた事を考えると

 

良い意味で予想を裏切られ、素晴らしい試合だったと思います。

 

中でも二人の3年生、キャプテン蟹江君は2安打を放ち、河野君も1安打の他

 

スーパープレーもあり、攻守両面でチームを牽引する 頼もしい姿には本当に感動しました。

 

そして、粘り強く完投した大久保君、長打を放った高仲君・伊藤君たち2年生と、

 

8人の1年生たちが、今後経験を積んで大いに飛躍する事を 楽しみに期待しています。

 

OB会員の皆様、また保護者会の皆様、これからも応援を宜しくお願い致します!!

 

 OB会長 1期生 吉原 盛裕